お家でお薬やケアをしなければならない時のコミュニケーション-2

皮膚にデキモノができてしまった猫さん。獣医さんの指示で、お家で毎日消毒をしなければならなくなったけど、「ぼくはイヤです」と逃げられてしまう、というご相談の後半です。

さらにていねいな説明をするには…

これからするケアの全ての手順も伝えましょう。

動画のようにイメージしても良いですし、言葉でも良いです。

「今から、ここにこういうことをするヨ」
「その次はこうね」
「それから、こうするよ」
みたいにね。

その時にとても大事なことがあります。一番忘れてはいけないこと。

それは…

「ここまで終やったら開放だよ!」と、ちゃんと「終わり」を示すこと。

動物自身が開放されて、ホッとしている光景をイメージする。
それと共に、人間側も「これで良くなる方向に一歩近づいた」と安心しているところをイメージする。

言葉であればこんな感じで。
「○○までやったら終わりだよ。後はのんびりしてていいからね」
「○○までがんばってくれたら、私もすごく安心して過ごせるよ」

そして、「じっとしていてくれればくれるほど、早く終わっちゃうよ」ということも絶対に伝えてほしいです。
変なニオイの中でいつまで続くかもわからないことをされるのは動物にとって、苦痛で怖いことですから。

人間側が、「やらなきゃいけないんだから!」とやたら真剣になったり、しっかりやらなきゃと「やるぞ感」を出しまくると、その「氣」は動物にとってはかなり怖いものです。

「さ、じゃあササっと済ませちゃおう!」みたいな軽い感じで取り組んで、「今日は1か所だけでもできればいいか」 くらいな気楽さでいてあげられるといいなと思います。

「今日はここね」、「今日は右耳ね」など1か所ずつ伝えて、1日1か所で終わる、を徹底していくのも良いですね。

おとなしくしていてくれたからと言って、鼻だけと約束していたのに、チャンス!耳もやっちゃおう、みたいにすると約束破りになってしまうのでご注意を~!

もちろん、動物さんが十分落ち着いていて、お鼻だけの約束だったけど、お耳もいいかな?とちゃんと聞いて、OKなら約束破りにはなりません。とはいえ、いずれにしても早く解放してあげる方が良いですね。

ご参考になれば幸いです。

◇◆◇ーーーーーー◇◆◇

この記事は 2020/9/11 の無料メールマガジン に掲載されたものに加筆修正したものです。

今後もメルマガのバックナンバーを順次アップしていきます!
引き続きどうぞお楽しみに!!

週1回、アニマルコミュニケーションに関する情報をお届けしています。
最新のメールマガジン、ぜひ↓のリンクからご登録ください。
IIAC 最新情報お届け 無料メルマガ 購読する

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

関連記事

  1. 苦手な動物、怖い生き物とコミュニケーションするときは?

  2. お家ルールと「ダメ!」の理由、考えたことありますか?

  1. 2024.04.18

    ペットの迷子検索.comさん 

  2. 2023.10.14

    プロフェッショナル・アニマルコミュニケーター養成コース5…

  3. 2023.10.01

    IIACは9周年を迎えることができました

  4. 2023.10.01

    セッション&瞑想イベント盛況でした!!

  5. 2023.07.29

    『動物と地球フェスタ2023』にIIACが登場します!

2024年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

メルマガ

無料メールマガジン配信中!
  *

*ご本名でお願いします
  *

*ご本名でお願いします
E-mail  *

*半角英数字

Interview Clips